こんにちは、テクらくです。
メガネやアクセサリーの汚れが気になるけど、どうやって洗えばいいのかな…。そんな方に人気なのが超音波洗浄器です。
今回は、シチズンの2つの超音波洗浄器「SWS510」と「SWT710」の違いをテクらくが徹底解説します。
- 振動数
- 周波数
- 洗浄槽の大きさ
- 操作方式
- 電源コード
- 消費電力
- 価格
それぞれがおすすめなのは・・・
・大きめの物も洗浄したい方
・使い勝手の良さを重視する方
・複数のアイテムを同時に洗浄したい方
・タッチパネル操作を好む方
・コンパクトさを重視する方
・コストパフォーマンスを重視する方
・シンプルな操作性を好む方
・初めて超音波洗浄器を使う方
価格差が約3,000円あるこの2機種、それぞれの特徴や使い方、実際の口コミまで詳しくお伝えしていきます。
▼SWT710:振動子2個搭載で強力洗浄▼
▼SWS510:コンパクト&シンプル操作▼
商品の基本性能を比較
まずは、2つの製品の基本的な性能を比較してみましょう。
主な違いは振動子の数と洗浄槽の大きさ、操作方式です。
項目 | SWT710 | SWS510 |
---|---|---|
振動子 | 2個 | 1個 |
周波数 | 40kHz | 42kHz |
容量 | 約800ml | 約750ml |
操作方式 | タッチパネル | 通常ボタン |
価格 | 6,965円~ | 3,982円~ |
電源コード | 取り外し可能 | 一体型 |
消費電力 | 35W | 26W |
振動数について
振動数の違い(40kHzと42kHz)は、実は製品選びにおいて大きな判断材料にはなりません。
どちらも40kHz帯の振動数で、これは家庭用超音波洗浄器の95%以上で採用されている標準的な周波数帯です。この周波数帯は、汚れ除去力と繊細さのバランスが取れており、メガネやアクセサリーなどの洗浄に最適です。
むしろ注目したいのは振動子の数です。SWT710は2個の振動子を搭載することで、より強力な洗浄力を実現しています。一方、SWS510は1個の振動子でありながら、十分な洗浄力を発揮します。価格差の主な理由は、この振動子の数と操作パネルの違い、そして洗浄槽の容量の違いにあります。
それぞれの特徴と違い
まずは、それぞれの違いと機種の特徴を詳しく見ていきましょう。
違いその1:振動子と周波数
振動子の数
- SWT710:振動子2個搭載
- SWS510:振動子1個搭載
振動子が2個あるSWT710は、より強力な洗浄力を発揮します。特に頑固な汚れや大きめの物を洗浄する際に、その差が顕著に表れます。

引用元:シチズンHP
周波数の違い
- SWT710:40kHz
- SWS510:42kHz
この2kHzの違いは、実際の使用では大きな差にはなりません。どちらも家庭用超音波洗浄器の標準的な周波数帯(40kHz帯)に含まれており、メガネやアクセサリーの洗浄に最適な振動数です。
違いその2:洗浄槽の容量
洗浄槽サイズ
- SWT710:約800ml(大容量)
- SWS510:約750ml(標準サイズ)
容量差は約50mlですが、SWT710は洗浄槽の形状も大きめに設計されているため、大型のサングラスや長めのネックレスなども楽に入ります。
一方、SWS510はコンパクトながら一般的なメガネや小物の洗浄には十分な大きさです。
違いその3:操作方式
操作パネル
SWT710:タッチパネル式 |
SWS510:押しボタン式 |
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SWT710はタッチパネルで直感的な操作が可能で、濡れた手でも操作しやすい設計です。
SWS510は従来型の押しボタンで、シンプルで確実な操作感が特徴です。
※どちらも5段階のタイマー設定(60秒~300秒)可能です。
違いその4:電源コードと消費電力
電源コード
- SWT710:取り外し可能
- SWS510:一体型
消費電力
- SWT710:35W
- SWS510:26W
SWT710は電源コードを取り外せるため収納に便利ですが、その分価格は高くなります。消費電力は9Wの差がありますが、月々の電気代の差は数円程度です。
違いその5:価格とコスト
2025年1月23日時点の価格は以下の通りです。
- SWT710:6,965円~14,256円
- SWS510:3,982円~7,686円
価格差は約3,000円程度あり、SWT710の方が振動子2個搭載やタッチパネル採用などの機能面での違いから、全体的に高価格帯となっています。
このように、主な違いは5つありますが、選ぶ際のポイントは「何を重視するか」です。
共通の機能
・カウントダウン表示機能
・過熱防止機能
・洗浄カゴ付属
・時計バンド洗浄ホルダー付属
・防水設計
・安全規格適合設計
それぞれの特徴と使い方
基本的な性能の違いは分かったものの、実際にどんな使い方ができるのか、どんな人に向いているのか、まだイメージが湧きにくいかもしれません。ここからは、それぞれの機種の特徴を、具体的な使用シーンと合わせて詳しく解説していきます。
SWT710の特徴と向いている使用シーン
・2つの振動子による強力洗浄が特徴
・大きめのサングラスも楽々洗浄
・複数のメガネを同時に洗浄可能
・長めのネックレスなども洗いやすい
・濡れた手でもタッチパネルで簡単操作
・電源コードを外して収納できる
SWS510の特徴と向いている使用シーン
・コンパクトで場所を取らない
・通常サイズのメガネ洗浄に最適
・小物類の洗浄に使いやすい
・シンプルな操作で直感的
・省電力設計で経済的
・初めての超音波洗浄器として使いやすい
使用者の声から見る、それぞれの特徴
製品の違いが分かったところで、実際に使用している方々の声を見ていきましょう。メリット・デメリットを知ることで、自分に合った機種選びの参考になるはずです。
SWT710の口コミと評判
まずは気になる口コミからご紹介します。
- 2年ほどで故障した
- こびり付いた汚れは完全には落ちない
- 水の処理に気を使う必要がある
こうしたご意見もありますが、実際には異なる視点で評価されることも多いです。
「2年ほどで故障した」との声には…
→便利さから再購入されており、メリットが上回っていることがわかります。
「こびり付いた汚れは完全には落ちない」との声には…
→3段階(先ずは洗浄、手で処理、仕上げ洗い)で対応することで効果的に落とせます。
「水の処理に気を使う必要がある」との声には…
→電源コードが取り外し可能なため、他機種と比べると水の処理はしやすい設計です。
次は、良い口コミをみてみましょう。
- 手首の皮膚炎が出なくなった(時計バンドの洗浄効果)
- 2つの振動子による強力な洗浄力が実感できる
- タッチパネルの感度が良く使いやすい
- 静かな動作音で使いやすい
- 大きめの物も洗浄可能
▼SWT710:振動子2個搭載で強力洗浄▼
SWS510の口コミと評判
こちらも、気になる口コミからご紹介します。
- 皮脂汚れが完全には落ちない
- 水を捨てて中を洗う時に不便
- 洗浄槽の深さが少し窮屈
これらの声には、
「皮脂汚れが完全には落ちない」との声には…
→洗浄液を使用することで効果が上がります。
「水を捨てて中を洗う時に不便」との声には…
→定期的な使用で手順に慣れることで解消できます。
「洗浄槽の深さが少し窮屈」との声には…
→一般的なメガネや小物の洗浄には十分な大きさです。
次は、良い口コミをご紹介します。
- 音が静かで夜でも使用できる
- メガネの汚れがみるみる落ちる
- コンパクトで場所を取らない
- 操作が簡単で初心者でも使いやすい
- コストパフォーマンスが良い
▼SWS510:コンパクト&シンプル操作▼
基本的な使用手順
どちらの機種も基本的な使い方は同じです。毎日快適に使用するために、正しい使用方法とお手入れの方法を詳しく解説します。
1.洗浄槽に水を入れる
・水道水でOK
・水温は20~40℃程度が最適
・適量の目安は上限ラインまで
2.必要に応じて専用洗浄液を使用
・通常は2~3滴程度
・油性の汚れには特に効果的
・洗浄液なしでも使用可能
3.洗浄カゴに洗浄物を入れる
・物と物が触れ合わないように注意
・大きすぎる物は無理に入れない
・時計は専用ホルダーを使用
4.洗浄時間を設定
・通常の汚れ:180秒程度
・軽い汚れ:60秒程度
・頑固な汚れ:300秒程度
5.洗浄後の処理
・きれいな水でよくすすぐ
・柔らかい布で水気を拭き取る
自然乾燥させる
日常のお手入れ
・使用後は必ず洗浄槽の水を捨てる
・洗浄槽は柔らかい布で水気を拭き取る
・本体外側は必要に応じて軽く拭く
・電源コードは水に触れないよう注意
定期的なメンテナンス
・月1回:洗浄槽の除菌清掃
・3ヶ月に1回:動作確認
・半年に1回:付属品の点検
コストについて詳しく解説
超音波洗浄器の購入を検討する際、気になるのが費用面です。イニシャルコストだけでなく、ランニングコストまで含めて詳しく見ていきましょう。
初期費用(イニシャルコスト)
- SWT710:6,965円~7,740円
- SWS510:3,982円~4,380円
約3,000円の価格差がありますが、これは主に振動子の数(SWT710は2個、SWS510は1個)とタッチパネル操作の有無による違いです。
毎月かかる費用(ランニングコスト)
週2回使用した場合の目安です。
- 電気代
- SWT710:約10円/月(1回あたり約1.2円)
- SWS510:約8円/月(1回あたり約1円)
- 専用洗浄液:約100円/月
- 目安として週1回使用した場合
- 水だけでも使用可能ですが、油性の汚れには効果的
- 水道代:約50円/月
- 1回あたり約6円程度
年間の維持費の比較
1年間使用した場合の総コスト(イニシャル+ランニング)
- SWT710:約8,885円~9,660円
- 本体価格:6,965円~7,740円
- 年間ランニング:約1,920円
(電気代120円+洗浄液1,200円+水道代600円)
- SWS510:約5,902円~6,300円
- 本体価格:3,982円~4,380円
- 年間ランニング:約1,920円
(電気代96円+洗浄液1,200円+水道代600円)
保証とアフターサービス
・保証期間:1年間
・修理対応期間:製造打ち切り後6年間
・故障時の対応:販売店または製造元へ連絡
メガネ店でクリーニングを依頼すると1回300円~500円かかることを考えると、どちらの機種も1年以内で元が取れる計算になります。特にメガネやアクセサリーを頻繁に洗浄する方には、長期的に見てもコストメリットが大きいと言えますね。
よくある質問
Q:洗浄液は必ず必要?
A:水だけでも使用可能ですが、油性の汚れには専用洗浄液の使用をおすすめします。
Q:メガネのコーティングは大丈夫?
A:通常のコーティングであれば問題ありませんが、製造元の注意事項は必ず確認してください。
Q:毎日使用しても大丈夫?
A:問題ありませんが、1日の使用回数は3-4回までにすることをおすすめします。
Q:故障したらどうする?
A:保証期間内であれば無償修理が可能です。販売店または製造元にご相談ください。
まとめ:どちらを選べばいい?
最後に、それぞれの機種がおすすめな方をまとめてみました。
・強力な洗浄力を求める方
・大きめの物も洗浄したい方
・使い勝手の良さを重視する方
・複数のアイテムを同時に洗浄したい方
・タッチパネル操作を好む方
・メガネや小物中心に使用する方
・コンパクトさを重視する方
・コストパフォーマンスを重視する方
・シンプルな操作性を好む方
・初めて超音波洗浄器を使う方
テクらくとしては、少し価格は上がりますが、SWT710をおすすめしたいと思います。
その理由は、2つの振動子による強力な洗浄力はもちろん、大容量槽のおかげで使い道が広がるからです。
メガネだけでなく、時計やアクセサリー、さらには大きめのサングラスまで洗えるので、長く使い続けても「もっと大きいのにすれば良かった」という後悔がありません。
また、タッチパネル操作や着脱式電源コードなど、使い勝手の良さも魅力です。
毎日使うものだからこそ、少し投資しても良いのではないでしょうか。
もちろん、メガネ専用で使いたい方や、置き場所に制限がある方には、コンパクトな「SWS510」も十分な選択肢になります。
どちらを選んでも、メガネ店でのクリーニング代(1回300円~500円)を考えれば、1年以内で元が取れる計算になります。毎日クリアな視界で快適に過ごすために、ぜひ超音波洗浄器の導入を検討してみてくださいね。
▼SWT710:振動子2個搭載で強力洗浄▼
▼SWS510:コンパクト&シンプル操作▼