こんにちは、テクらくです。
東芝のCDラジオ「TY-AN2」と「TY-ANX2」、どちらを選べばいいか迷っていませんか?
結論からお伝えすると、TY-AN2とTY-ANX2の主な違いは以下の7つです。
- 語学学習機能の有無
- SD/USBメモリー対応の有無
- リモコンの有無
- スピーカーサイズ
- 本体サイズと重量
- 消費電力
- 価格
それぞれの製品をおすすめする方は・・・
- CDとラジオをシンプルに楽しみたい方
- コンパクトさを重視する方
- 価格を抑えたい方
- 語学学習に使いたい方
- SD/USBメモリーで音楽を聴きたい方
- リモコンで離れた場所から操作したい方
- タイマー録音機能が欲しい方
それでは詳しくみていきましょう。
╲コンパクトで高音質、必要な機能だけ。/
╲多機能だから、毎日がもっと充実。/
スペック比較表
まずは、それぞれの製品の仕様を一覧で比較してみましょう。違いが一目でわかる、スペック比較表です。
| 項目 | TY-AN2 | TY-ANX2 |
|---|---|---|
| チャンネル数 | 2チャンネルステレオ | 2チャンネルステレオ |
| サンプリング周波数 | 44.1kHz | 44.1kHz |
| メディア対応 | CD、CD-R/RW(CD-DAフォーマット) | CD、CD-R/RW(CD-DA/MP3/WMA)、SDカード(MP3/WMA、32MB~32GB)、USBメモリー(MP3/WMA、32MB~32GB) |
| ラジオ受信周波数 | FM: 76.0~108.0MHz、AM: 531~1,710kHz | FM: 76.0~108.0MHz、AM: 531~1,710kHz |
| Bluetooth®バージョン | Ver 4.2 | Ver 4.2 |
| 対応プロファイル | A2DP、AVRCP | A2DP、AVRCP |
| 通信距離 | 約10m | 約10m |
| 電源 | AC100V 50/60Hz、単3形乾電池×6本(別売) | AC100V 50/60Hz、単3形乾電池×6本(別売) |
| スピーカー | φ3.6cmコーン型×2 | φ5cmコーン型×2 |
| 実用最大出力 | 2.2W+2.2W(Bluetooth®時)、1.7W+1.7W(CD/ラジオ/LINE時) | 2.2W+2.2W(Bluetooth®時)、2.0W+2.0W(CD/USB/SD/LINE時) |
| 入力/出力端子 | 外部入力:φ3.5mmステレオミニジャック、ヘッドホン出力:φ3.5mmステレオミニジャック | 外部入力:φ3.5mmステレオミニジャック、ヘッドホン出力:φ3.5mmステレオミニジャック、SDカード/USB挿入口 |
| 消費電力 | 15W | 18W |
| 外形寸法 | 272×147×72mm | 310×151×69mm |
| 質量 | 約1.2kg(乾電池含まず) | 約1.4kg(乾電池、付属品含まず) |
| 付属品 | 電源コード、保証書付取扱説明書 | 電源コード、リモコン(リチウム電池付)、取扱説明書(保証書付)、受信周波数一覧表 |
| 電池持続時間 | 未記載 | CD再生時:約3時間(アルカリ電池使用時) |
| 価格(2025年12月3日、価格.com調べ) | 7,290円 | 13,800円 |

表を見ると一目瞭然ですが、TY-ANX2は機能が充実している分、価格も高めです。自分に必要な機能を見極めることが、後悔しない選び方のポイントになりますね。
違いを説明:TY-AN2とTY-ANX2
それでは、TY-AN2とTY-ANX2の主な違いをひとつずつ詳しく解説していきます。それぞれの機能や使い勝手の違いを知れば、自分に合った一台が見つかりますよ。
違い1:語学学習機能の充実度

語学学習に使いたい方にとって、この違いは最も重要です。
TY-ANX2には、語学学習に特化した多彩な機能が搭載されています。
スピードコントロールは11段階で調整でき、ゆっくり再生から早送りまで、自分のレベルに合わせて学習できます。
ワンタッチサーチ機能では、再生中に3秒戻りや10秒送りがワンタッチで可能。聞き取れなかった部分をすぐに聞き直せるのは、語学学習において非常に便利です。
一方、TY-AN2にはこれらの語学学習機能は搭載されていません。
基本的なA-Bリピートやレジューム機能はありますが、スピードコントロールやワンタッチサーチといった細かい操作はできません。
語学学習を主な目的とする方には、TY-ANX2が圧倒的におすすめです。

語学学習に本気で取り組むなら、TY-ANX2の機能は毎日の学習を効率化してくれる頼もしい味方になります。
違い2:SD/USBメモリー対応
デジタル音源で音楽を楽しみたい方、ラジオ番組を録音したい方は要チェックです。
TY-ANX2は、SDカード(32MB~32GB)とUSBメモリー(32MB~32GB)に対応しており、MP3やWMAファイルの再生が可能です。
さらに、ラジオのタイマー録音機能を使えば、最大10件まで予約録音ができます。内蔵マイクで自分の発音を録音して確認することもでき、語学学習の際に役立ちます。
TY-AN2は、CD、CD-R/RW(CD-DAフォーマット)のみに対応しており、SD/USBメモリーは使えません。
CDとラジオを楽しむには十分ですが、デジタル音源の再生や録音機能を求める方には物足りないかもしれません。

パソコンに保存した音楽をSD/USBメモリーで気軽に再生できるのは、想像以上に便利です。
違い3:リモコンの有無

離れた場所から操作したい方には、リモコンの有無が購入の決め手になります。
TY-ANX2には、リモコンが付属しています。
離れた場所からでも音量調整や選局、再生・停止などの操作ができるため、ベッドサイドやキッチンで使う際に便利です。
リモコンには電池も付属しているので、すぐに使い始められます。
TY-AN2には、リモコンは付属していません。
すべての操作を本体で行う必要があるため、離れた場所から操作したい方には不便に感じるかもしれません。

ベッドサイドで使う場合、リモコンがあると布団に入ったまま操作できるので快適です。
違い4:スピーカーサイズと音質
音質にこだわりたい方は、スピーカーサイズの違いも見逃せません。
- TY-AN2:φ3.6cmスピーカー
- TY-ANX2:φ5cmコーン型スピーカー
TY-ANX2は、φ5cmコーン型スピーカーを搭載しており、TY-AN2のφ3.6cmスピーカーと比べて大型です。
スピーカーが大きい分、より迫力のある音質が期待できます。
実用最大出力もTY-ANX2の方がやや高く(CD再生時2.0W+2.0W)、音楽をしっかり楽しみたい方に適しています。
TY-AN2も、密閉型ネオジウムスピーカーを搭載しており、このサイズとしては十分な音質を実現しています。
コンパクトながら透明感のある音質で、BGMとして音楽を楽しむには十分です。

どちらも高音質ですが、より臨場感のある音を求めるなら、TY-ANX2の大型スピーカーが魅力的です。
違い5:本体サイズと重量
設置スペースが限られている方は、サイズの違いもチェックしておきましょう。
- TY-AN2:272×147×72mm、約1.2k
- TY-ANX2:310×151×69mm、約1.4kg
TY-AN2は、272×147×72mm、約1.2kgと非常にコンパクトです。
奥行きが72mmと薄型なので、ちょっとした隙間にも置けます。ベッドサイドやキッチンカウンターなど、限られたスペースに設置したい方におすすめです。
TY-ANX2は、310×151×69mm、約1.4kgとやや大きめです。幅が38mm、重量が200g増えていますが、その分、大型スピーカーや多機能を搭載しています。奥行きはTY-AN2よりも3mm薄くなっています。

コンパクトさを最優先するならTY-AN2、機能を優先するならTY-ANX2といった感じです。
違い6:消費電力
電気代が気になる方のために、消費電力の違いも確認しておきましょう。
- TY-AN2:15W
- TY-ANX2:18W
TY-AN2の消費電力は15W、TY-ANX2は18Wです。TY-ANX2の方がやや消費電力が高いですが、大きな差ではありません。電気代への影響はほとんど気にする必要はないでしょう。

3Wの差は1日1時間使っても月数円程度なので、電気代はあまり気にしなくて大丈夫です。
違い7:価格
最後に、最も気になる価格の違いを見てみましょう。2025年12月3日、価格.com調べでの価格は、
- TY-AN2:7,290円
- TY-ANX2:13,800円
価格差は約6,510円です。
この価格差で、語学学習機能、SD/USB対応、リモコン、大型スピーカーが手に入ると考えると、TY-ANX2のコストパフォーマンスは悪くありません。
シンプルにCDとラジオを楽しみたい方、価格を抑えたい方には、TY-AN2が最適です。

約6,500円の差をどう見るかがポイントです。必要な機能があるなら、TY-ANX2はお買い得だと思います。
両製品の共通の特徴
TY-AN2とTY-ANX2には、どちらのモデルにも共通する魅力的な機能がたくさんあります。ここからは、両製品に共通する特徴を詳しくご紹介します。
密閉型ネオジウムスピーカー搭載

両製品とも密閉型ネオジウムスピーカーを搭載しています。
ネオジウム磁石は、従来のフェライト磁石の10倍以上の磁力を持ち、入力へのレスポンスが速く、透明感のある高音質を実現します。
振動板やセンターキャップの構造も工夫されており、厚みのある音質が楽しめます。
音質モード切替

音質モード切替も魅力の一つです。FLAT、ROCK、JAZZ、CLASSICの4つのモードから選べるので、楽曲のジャンルや気分に合わせて最適な音質を楽しめます。
ロックのパワフルな音、ジャズの落ち着いた雰囲気、クラシックの繊細な音色など、それぞれに合った音質設定が可能です。
Bluetooth®送受信機能

Bluetooth®送受信機能も便利です。
スマートフォンの音源を受信するだけでなく、CDやラジオで再生した音源をBluetoothスピーカーやイヤホンへ送信できます。
特にラジオ放送の場合、受信感度の良い場所に本体を置いて、Bluetoothスピーカーで部屋のどこでもクリアな音質で楽しめます。
ワイドFM対応

ワイドFMにも対応しています。
お好み選局ボタンでAM5局・FM10局を登録でき、ワンタッチで切り替え可能。
ワイドFMに対応しているので、AMラジオ放送をFMの周波数で受信でき、ビルやマンションでも受信しやすくなっています。
スリープタイマー
スリープタイマーは、最大120分まで設定可能です。就寝時にラジオや音楽を聴きながら眠りにつきたい方に便利な機能です。

この価格帯でBluetooth送受信機能とネオジウムスピーカーを搭載しているのは、東芝Aurexシリーズの大きな魅力です。
ユーザーの口コミと評判
実際に使っている方の声は、製品選びの参考になります。TY-AN2の口コミをチェックしてみましょう。
※価格.comやAmazon、楽天市場のレビューを参考にまとめています。
TY-AN2の口コミ・評判
まずはTY-AN2の口コミを見てみましょう。
気になる口コミ
- ボタンが小さくて操作しにくい
- ラジオの受信感度が弱い場合がある
- プラスチック感が安っぽく感じる
このような声もありますが・・・
ボタンが小さいという意見がありますが、コンパクト設計のため致し方ない部分もあります。慣れれば問題なく操作できるという声も多いです。
ラジオの受信感度については、設置場所によって異なりますが、アンテナの向きを調整することで改善できる場合があります。
外観のプラスチック感については、価格を考えれば十分という意見もあり、デザインの好みは分かれるところです。
良い口コミ
- コンパクトなのに音質が良い
- Bluetooth送受信機能が便利
- 価格の割に高音質
- シンプルで操作しやすい
- 縦型デザインで省スペース
- CDの回転音が静か
- ワイドFM対応で受信しやすい

価格を考えれば十分な性能という口コミが多く、コスパ重視の方には間違いない選択肢です。
╲コンパクトで高音質、必要な機能だけ。/
TY-ANX2の口コミ・評判
続いて、TY-ANX2の口コミも見てみましょう。多機能モデルの実力はいかがでしょうか。
気になる口コミ
- リモコンの反応が鈍い場合がある
- タイマー録音の設定が面倒
- SDカード/USBカバーが閉まりにくい
リモコンの反応が鈍いという意見がありますが、本体での操作も可能なので、大きな問題にはなりません。
タイマー録音の設定については、多機能ゆえに最初は戸惑うかもしれませんが、慣れれば便利に使えます。取扱説明書をしっかり読むことで、スムーズに設定できるようになります。
SDカード/USBカバーの件は、個体差もあるようですが、機能面には影響しません。
良い口コミ
- 薄型サイズなのに音質が良い
- Bluetooth機能が便利
- 語学学習機能が充実している
- 操作が簡単
- SDカードとUSBメモリーが使えて便利
- タイマー録音が重宝する
- コンパクトで置き場所に困らない
- 多機能なのに価格が適正
- CDだけでなくMP3も再生できる

語学学習やラジオ録音を活用している方からの満足度が高く、多機能を使いこなせる方には最高の一台です。
╲多機能だから、毎日がもっと充実。/
まとめ:TY-AN2とTY-ANX2の違い
それでは、どちらを選ぶべきか最後に整理しておきましょう。
TY-AN2とTY-ANX2は、どちらも密閉型ネオジウムスピーカーとBluetooth送受信機能を搭載した高音質CDラジオです。
シンプルにCDとラジオを楽しみたい方、コンパクトさを重視する方、価格を抑えたい方には、TY-AN2がおすすめです。
語学学習に活用したい方、SD/USBメモリーで音楽を聴きたい方、リモコンで操作したい方、タイマー録音機能が欲しい方には、TY-ANX2が最適です。
価格差は約6,500円ですが、この差で多彩な機能が手に入ることを考えると、自分のライフスタイルや使い方に合わせて選ぶとよいでしょう。
どちらを選んでも、東芝Aurexの高音質と使いやすさを実感できるはずです。

テクらくとしては、語学学習やラジオ録音をしないなら、コンパクトで価格も手頃なTY-AN2がおすすめ。
多機能を活用したいなら、TY-ANX2の約6,500円の追加投資は十分価値があると思います。
╲コンパクトで高音質、必要な機能だけ。/
╲多機能だから、毎日がもっと充実。/

